路線バスラッピングはどうやって始まった?

日本で路線バスのラッピングが普及し始めたのは、2000年の4月に当時の東京都知事が都営バスの車体を広告媒体にすることを発案し、マスコミがラッピングバスという名称を使い始めてからです。

しかしそれが初めてではなく、1970年代からいくつかの地方の路線バスにより実施されていました。当初の広告は塗装によるものが多く、施工や復元に非常に時間と手間がかかるので、現在のように短期間での広告には向かずデザインも制約されることが多かったようです。1990年代中頃からは現在のようなフィルムによる広告が普及してきたことで、作業が容易になりイベントや新商品の宣伝も行えるようになりました。

一般的には路線バスにラッピングをすることが多いのですが、一部では観光バスや高速バス、さらにはコミュニティバスでも行っている地域もあります。中には宣伝するためだけに駅前などの繁華街を巡回し、乗客を乗せないバスも存在しています。ラッピングバスは車体全体を広告フィルムで覆ってしまうため、利用者がバスの停留所から見た際に運航しているバス会社がわかりにくいというのがデメリットです。

そのため大半のバス会社が正面のみフィルムを貼らずに会社名をわかりやすくしたり、側面の窓やドア付近に会社名を表示して事業者をわかりやすくしています。地方のバス会社の中には一部の車両を後面のみフィルムを貼って、側面や正面にはラッピングしていないという会社もあります。

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